結婚式は、誰かの“好き”でできている。——未来のブライダルを彩る新しい力

今、ワールドカップで世界中が盛り上がっていますね。テレビやSNSを通じて、日本代表の活躍に胸を熱くしている方も多いのではないでしょうか。

試合を見ていると、一人ひとりの技術や個性はもちろんですが、それ以上に感じるのがチームワークの力です。仲間を信じ、それぞれの役割を果たしながら、一つの目標に向かって進む。その姿に、多くの人が心を動かされます。

実は結婚式も少し似ています。

プランナー、司会者、サービススタッフ、カメラマン、照明、そして音響スタッフ。それぞれの専門性を持ったメンバーが力を合わせ、一日限りの特別な舞台をつくり上げます。誰か一人だけでは完成しないからこそ、チームで創り上げる喜びがあります。

昨年から金子晴太朗さんは、音響チームの一員として歩み始めました。音楽が好きだったこと、そして人の幸せを感じられる場所で働きたいと思ったことが、この世界を目指したきっかけでした。もともとは「人を楽しませる人になりたい」という想いを持っていたという金子さん。その気持ちは今、結婚式という舞台で少しずつ形になり始めています。

好きだからこそ、もっと知りたくなる

金子さんは、さまざまな音楽に触れながら育ってきました。

まふまふさんやそらるさん、天月さん、ボーカロイド楽曲など、幅広い音楽文化に親しんできたことも大きな財産になっています。現在は、さらに洋楽の知識を増やしている最中だそうです。

結婚式では、お二人らしさを表現するために幅広い音楽の知識が求められます。だからこそ、自分がこれまで触れてこなかったジャンルにも積極的に耳を傾けるようにしていると話してくれました。

一曲が、空気を変える瞬間

音響技術を実践で学ぶ金子さんですが、すでに忘れられない経験がいくつもあります。特に嬉しく印象に残っているのは、お客様から指名をいただいたこと。「披露宴を盛り上げたい」という自分の想いが伝わったように感じて、記憶に残るとても嬉しい瞬間だったと言います。

また、ある披露宴では、曲がシーンの終わりとぴったり重なったことがありました。事前に計算していても簡単には実現できない絶妙なタイミングだったそうで、「奇跡みたいな瞬間でした」と笑顔で話してくれました。

音響の仕事は、ただ音楽を流すだけではなく、その場の空気を感じ取り、音楽で感情を後押しし、チームの一員として結婚式を支えていく仕事です。目立つ役割ではないかもしれませんが、一つひとつの判断が会場全体の雰囲気を大きく左右する重要なポジションです。

変わる時代と、変わらない想い

結婚式のスタイルや演出は、時代とともに少しずつ変化しています。好きな音楽も、憧れる世界観も多様になり、新しいアイデアや感性がこれまで以上に求められる時代になりました。

一方で、結婚式の本質は昔も今も変わりません。大切な人たちに見守られながら、新しい人生の一歩を踏み出すお二人を祝福すること。その想いこそが、ブライダルの原点です。

金子さんは「お二人の新しい道を最高にお祝いする気持ちがとても大切」と話します。その言葉には、この仕事の本質がまっすぐに表れているように感じました。

新しい音楽や文化を柔軟に取り入れながら、受け継がれてきたブライダルの価値も大切にする。そんな若い力が加わることで、この業界はこれからさらに魅力的になっていくはずです。

学びの真っ最中にいる金子さんの姿からは、未来への可能性が感じられました。結婚式を愛し、人を喜ばせたいという想いを持つ人たちが、新しい時代のブライダルを創っていく——そんな期待を抱かせてくれるインタビューでした。

ハピ子

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